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夢は自由さ。たとえ坊ちゃんにぎぅうううってされようとも、におーにぎぅうううってされようとも、サレ様に頭撫でられようとも、思いっきりスパーダの肩を掴もうとも。夢ではすべてが、自由なのだよ。
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雨の今宵は濡れた夜桜
焼け付く痛みも既に冷えた
覚悟を決めたら踏み出すだけ
おいでなさいな 郷は郷里 すぐそこ

四季の彩りはなるべく詩的に
扇翻す 私は花魁
姫となるにはあまりに身軽で
濡れた桜の興を示す

護られるだけが女じゃないの
抜く太刀だから携えている
口先だけの拙い男に
この身委ねるはずもない

舞い落ちる桜 夜桜 雨桜
背中で受ける洗礼の嵐
向かうというなら惜しまず 手招き
挑むというならどうぞ 惜しまず

強く美しく 桜乙女よ
濡れて濡れる程気高く咲き誇る
清純なのは嘘ではないけど
「綺麗」の中に綺麗に棘 刺しましょう

今宵の桜もまた濡れ桜
雨と桜が導くこの先 傘なら要らない
付き添いなら拒まない

護られるだけが女じゃないわ
護られるだけの女じゃないけど
知ってる なるべくひとりがいい
月夜に舞桜 素敵よ 詩になるじゃない

強く美しく 桜乙女よ
向かうというならどうぞ 手招き
挑むというならどうぞ 惜しまず
一太刀の間にも先は見えてる

刺すというならどうぞ その手で
攻めるというならどうぞ この胸を
お先にどうぞ 一歩前へ
もっと踏み込んで ご覚悟

花魁 乙女 私は姫
満月桜が闇に舞う
褒美も罰も後に回して
ただ 道をお開けなさい

花魁 乙女 私は姫
生まれ持っても後に持っても
その名に恥じぬ選択よ
その名に恥じぬ魅せ方よ

焼け付く痛みも既に冷えた
雨の今宵は濡れた夜桜
遠くはない 此処が郷里
おいでなさいな お行きなさいな

強く美しく気高きが華
桜は乙女 散るまでが華 散ってまた華
生まれ持っても生まれて持っても
その名に恥じぬ生き様よ




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そこまで人間できてないし
見た目程大人でもないの
無邪気の地位を失っただけ
考えないようにするのは無理ね

幾度も重ねた孤独の夜
気付かないふりで一人で過ごすの
今日の夜空は酷い土砂降り
雨音だけが私の聞き上手

抱き続けた恋心だけど
そろそろ決別の時期なのかしら
ひたすら純粋な君の横顔は
ひたすら罪な貴方の証よ

それらしい思い出のひとつもないのに
お別れだなんて女優気取り
私の立つべき舞台なんて
最初からそう なかったのよ

焦れったい関係を捨て去れば
ほら またふたり昔通り
野良猫を連れて帰るような
憎い程貴方は変わらないの

野良を憐れむというのなら
今の私だって猫と同じよ
そこに置いてきた恋心
私の心も拾いあげてよ

十分な温もりもなく
貴方の無知な優しさを計る物差しもなく
涙一筋すらも流せない私
今の私は本当に女優みたいじゃない

青い傘に濡れた子猫を入れてあげるの
冷たい毛並みを撫でる私
まるで貴方みたいじゃない
震えなくても もう大丈夫よ

抱き続けた恋心だけど
そろそろ捨ててもいいかしら
私にとっては割れてたけど
君にとっては割れてなかったこの心

抱き続けた恋心よ
理屈にする程賢くないの
自分の頭で納得してても
さよなら なんてできやしない

うまく心が流れないのを
雨のせいにして一人で過ごすの
あまりに無邪気な君の笑顔
気持ちを明かす なんてできない

叶わない恋も興のひとつよ
位置を変えなきゃ平行な線は交わらない
あまりに無邪気な君の横顔は
罪な貴方に恋した私の戒めよ





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作り出された光などは似合わないけど
冷たい温度が溢れる街ならそれも優しい
突き刺すような痛みも涙を押し殺した声も 最初で最後 小さな嘘も

すべて僕が引き継ぐから
安心して君はおやすみ
目を閉じて 手を離して
もう楽におなりなさい

こんな世界でも最後は優しいみたい
今の君は誰の笑顔に抱かれているのか
無情の世界が君に見せる
最初で最後の幻想劇

蒼く染まった儚きの夜に
想いも願いも霧散していく
君の最後の生きた記憶
この胸に 此処に刻み込んだ

するりと抜けた掌
霞む視界に輪郭が透ける
楽になればいいと思ったけど
君をずっと繋ぎ止めていたいのに

君が紡いだ物語を
白紙のその先を僕は辿る
そこに求む未来などなかったとしても
僕が未来に拒まれていたとしても

君が愛したこの世界を
僕も一度愛してみたい
人工の光は機械的だけど
確かに綺麗だと思う

胸を突き刺すような痛みも
零れ落ちる掠れた声も
本当は憶えてたくなんかない
本当は置いていかれたくない

本当はずっと此処に留まりたいのに
すべてはこの夜が明ける前に
残された時間は短すぎてる
君に最後の言葉を告げる

月の光なんて僕には勿体無いけれど
眩しすぎるなら涙まで隠して
冷たい季節を彩るのなら
それはきっと僕に優しい

最初で最後 小さな嘘も
すべてなにもかも僕が引き継ぐ
心配しないで君はおやすみ
優しい夜におやすみなさい

君の愛したこの世界を
僕も少しだけ愛してみたい
望む世界など遠すぎても
世界は既に僕を認めていなくても

君がいてくれたこの世界
本当は少し好きだったんだ
暴けなかったし暴かれなかった
でも君は知っていたんでしょう

作られた光は作られた世に
飾らないならば要らない光
それでも君を照らし出そうか
道を示して 正しい道筋を辿らせて

痛みも苦しみも見えない傷も
この手で全部受け止めた
嘘なんて僕は言わないから
もう君はお眠りなさい

君が愛してたこの世界を
僕ももう少しだけ愛してみたい
世界はこんなにも優しかった
僕が拒んでただけだった

僕は嘘なんて言わないから
君は眠って夢をご覧なさい
優しい夢を 僕は優しいこの世界を
いつか来世で また会いましょう





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支配欲は突き崩せない法則
身体の奥底で燻る感覚
追い詰めた君を襲う事など
最早造作もない行為

弱い力を掲げられようとも
半端な拒否は却って刺激する
流れる涙を舐め取った
圧倒的力に君は崩れ落ちた

君の秘密はこの身の秘密
君が黙るなら僕は知りたい
僕の十は君の八で
隠し事はいけないでしょう

胸の奥で焼けつくような
痛みと共に君を奪った
些細な差などどうでもいい
その差以上の存在意義を僕にください

飽くまで言う事を聞かないならば
それ以上の要求はしない
実力行使の最中に見せる
意地っ張りに結んだ唇が可愛い

頭の奥が割れるような
痛みと共に君を奪った
声が出ない程苦しめるけど
強引にでも黙らせるものか

暗い場所より明るい場所がいい
僕しか知らない姿を焼きつけたい

閉まった場所より開いた場所がいい
君にとっての僕を見せつけたい

心酔うままに君を支配する
剥いで奪って押さえて押し付けて
一方的に責め立て続けて
心酔うままに君を支配する

心酔うままに君を支配した
無許可で抉られる気分はどうだい
僕の気分は最高だけど
何故かものすごく泣きそうなんだ

支配欲は突き崩せない法則
追い詰めた君を襲うことなら
最早造作もない行為で
どうしようもなくまた襲う

君にとっての最大となる
その存在を越えたかった
お願いだから僕にください
存在意義を僕にください

君の秘密はこの身の秘密
君が隠すなら僕は知りたい
君しか知らない領域を暴く
誰か僕を止めてください

支配欲は突き崩せない法則
燻る感覚が身体を巡る
このまま君が果てたとしても
僕は悲しまないでしょう

支配欲は突き崩せない
剥いで奪ってまた繰り返す
僕の根源を君はいつも否定しないから
少しでも理解しようと頑張るから

剥いで奪って押さえて押し付けて
いっそ僕は殺して欲しい
今日も望むままに貰ってあげる
心酔うままに僕は君を支配する




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夢現の獅子 強引にその瞳を開かせる業
切り裂くための鋭い爪でも
息の根を止め喰い尽くす牙でも
格子連ねた銀の檻は破れない

獰猛に彩色された世界の箱庭
この煌色は何色に翻す
夜空の月さえ見定められないならば
最早その命は王が示すままに

檻から出たいと言うのなら
いくらでも外に放してあげよう
鍵を開けた瞬間に反撃しようとは
三回廻っても君には不可能

せめて空腹を満たしたいだろう
邪魔を排除する刃となれ
その命が少しでも永くあることを
唯切実に願っている

冷たく硬い感触はどうだ
支配できないものなど知らない
深く刻まれた王者の規律も
空白に染め返す銀色の檻

美しい毛並に毒を刺すような
氷柱の如く銀色の檻
遠い世界で誰かが下した
出るべき駒は此処に揃った

君が思うよりもずっと厳かで
広い世界を君に見せよう
海も空も月も盤上の装飾
ならばそれさえも掌の上

せめて安寧を望むのだろう
邪魔の放つ矢の盾となれ
王の権威を取り戻したければ
僕を殺す程尽くしてみせろ

出るべき駒は既に揃った
盤を開いて升目の世界
打ち破れるというならば
巨大な柵を壊してみせろ

出るべき駒は此処に揃った
盤を開いて升目の世界
抜け出せるというのなら
この世の鎖を砕いてみせろ

夢現の獅子 無防備な瞳
縛られようとも気高くあれ
その身の自由を失っても
檻の中でも王者であれ

銀色の檻は破壊できない
君の命の新しい規律
僕の定めた新しい規律
獰猛に彩色されたこの箱庭

出るべき駒はすべて揃った
生かすも殺すも誰を裏切るも
己が定めた盤上の世で
規律違反のない遊戯

出るべき駒はすべて揃った
檻に閉じ込めた王者なる獅子
誰も悟ることなどないとしても
順序を辿って忠実となる

出るべき駒は此処に揃った
出るべき駒は既に揃った
取るべき駒はこれから決める
取られる駒はこれから決める

盤上の世の微塵の生よ
盤の外の死も繰り返す生よ
無数の駒が織り成す喜劇
最後まで見届けられることを望む






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