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夢は自由さ。たとえ坊ちゃんにぎぅうううってされようとも、におーにぎぅうううってされようとも、サレ様に頭撫でられようとも、思いっきりスパーダの肩を掴もうとも。夢ではすべてが、自由なのだよ。
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砂城ユーキ
性別:
女性
職業:
妄想家
趣味:
りおん坊ちゃん
自己紹介:
       ルルーシュかっこいー!



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あ。

「あっ……」
『あぁっ……て、なんか前にもありませんでしたっけ、こういう展開(-_-)』
「お前……ユーキ! ユーキじゃないか! えっと、その……探したんだぞ!」
『……ん?』
「探したんだからな、ユーキ! まったく、お前は方向オンチのくせに、いつもいつも勝手に僕から離れて……! 探すほうの身にもなれ!」

あ、あー……うん。ごめん。

「謝って済む問題か。フン、まぁいい。これに懲りたら、今後は必ず身勝手な行動は慎んで……」
『あの、坊ちゃん』
「今は僕がしゃべってるんだぞ」

坊ちゃん、なんか顔赤いよ。

「っ!!∀゜」
『あ、言われた』

どしたの? 暑い? あ、そっかー。暑いよね。ここは一面砂漠だし、坊ちゃんっていつでもカッチリ着込んじゃってるもんね。もうちょっと風通しのいい恰好に変えたら? ちょうどいいイメチェンの機会かもしんないよ。

「……う、うるさい。僕は別に、イメチェンする必要はない。今ので十分だ」

なにが十分? イメージ? チェンジ?

「今のままで支障ない」

まったまたあ。そんなにほっぺ火照らせちゃって。だいたい砂漠相手にするってのに、そんな暑苦しい恰好してくるのが間違いなの。ほら、着替えに行こう。坊ちゃんのポケットマネーで。

「わざわざ買うつもりなのか。問題ないと言ってるだろう!」

はー(-_-;? もう、さっきからなに怒ってんのー? 暑くてイライラしてるんだからピリピリしないでよね。

「お前がいきなり消えていきなり出てきて、しかもわけのわからないことを言うからだ!」

あ、そっか。

『違いますよ、ユーキ。坊ちゃんはユーキと結婚したところを自分で想像してて、そこにユーキが現れたから照れてたのをカモフラージュするために怒ったふりをしてるんです』

え? 結婚? 誰が誰と?

「ち、違う! それから照れてない! 僕は別に、ユーキとの結婚とか……手作りのお弁当とか……そういうことは、一切、なにも」

手作りのお弁当(゜_゜)

『僕、そんなこと言ってないんですけど』
「え……Σ( 〃;)」
『まごうことなき自滅、且つ不覚ですね。まさか自分で作戦をばらしてしまうなんて』
『で? 次はなんです? 運動会ですか? リレーのアンカーですか、坊ちゃんの』
「そ、それ以上言うな!」


ふーん。坊ちゃん、誰の子ども?

「なんでもない。忘れろ」
『だめですよ、坊ちゃん。デキコンですか』
「人聞きの悪いことを言うな! とにかくなんでもない。先を急ぐぞ」

坊ちゃん、そういうことは、ちゃんと段階を踏んでないと……

「うるさい! お前が言うな!」

えー、もうなに怒ってんの? 坊ちゃんの子どもなんて見たくないよー(*_*;

「え……;」

『お?』

坊ちゃん、まだまだ若すぎるって。ユーキはね、10代で子どもできちゃった人を知ってて、その人がほかの人にどんなふうに言われたかっていうのを知ってるから、いや、子どもはそりゃ可愛いけど、やっぱりまだ早すぎるっていうか

『おや?』
「ユーキは、その……自分の子どもも、見たくないのか?」

え? 見たいに決まってるでしょ。

「あ、そ、そうだよな……」

ん? なにちょっと安心した感じの顔になってんの?

「あ、いや、別に……うん、なにも……」
『おー? ちょっとちょっと、坊ちゃん、気が早いんじゃないですか? 式には呼んでくださいよ』
「なんの式だ!」
『えー、さあ ま、末永いお幸せをお祈りしますよ。ねぇ、ユーキ』

うん、そうだね。ここはひとつよろしく、坊ちゃん♪

「え!?」
『お? 意味わかったんですね、ユーキ』

うん。ばっちし★

「え……そ、あの、ユーキ……。違うんだ、だからその……」

ちゃんとノってあげたんだから、なんかお返ししてよね。ねぇ、シャル。

「(¥△¥;)」
『はい?』

ユーキって優しいなあー(≧ω≦) あれ、どしたの、坊ちゃん。複雑な顔して。顔赤いし。やっぱり暑いんでしょ。着替えに……

「ああもう、僕に構うな! 行くぞ!」
『あー……あははは(; ̄▽ ̄)』

なんなの、坊ちゃん。さっきからおかしいよ(x_x;) 病気?

『ココロのね』
「黙れ! 早く行くぞ、砂糖菓子娘!」

はっ? 砂糖菓子? あー、うん。ベストポジションってわけか。でも、砂糖菓子娘なんて呼び方しなくってもいいのに。待って待ってー、坊ちゃーん。




































『どんまいですね、坊ちゃん』
「はあ……。安心したような、残念なような……」
『先々歩いてると、またユーキを見失いますよ。マイペースなんですから』
「Σ」
『あ、止まった』




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