例えば今この瞬間に世界を変えられるとして
君は何色の世界を創りあげるだろう

大成した君の世界に残された色
何を語り何を表現しているのか
その中に含まれている僕という存在
まだ 息は止まってない

ひとつひとつの色素は微弱だから
自分よりも強い色素には染まってしまう
ほら 何者にも勝る色はすぐそこ
負けなしの負け知らず 切札は黒

君の生み出した君の世界
僕という名の色彩は残る
君が望んでいるのかどうかは
今はまだ知る術はないけれど

全世界を変えたのは君
ならば崇高 崇め奉る

完璧なまでの君の世界は
染められるたびにまた染め返す
そこに空いた穴はどう埋めるの
ほら 侵略者は此処にいる

君の生み出した君の世界
動かすのは自由だけれど
そこに生まれた僕だってそう
僕の生命は僕のもの

鮮やかに色付く君の世界と
僕色に染めた僕の世界と
喪失するのはどちらだろう

君の生み出した君の世界
なにもかもが自由だなんて
使える駒も使えない駒も
勝るのはいつも必ず強者

君の生み出した君の世界
もうすぐ僕の世界に変わる
僕という色彩を 僕という存在を
その眼に確と焼き付けろ

僕はこの僕
力を証明を望む
僕は僕の世界を生きる