命の多さに潰されてしまいそうな僕
病んだ精神を薬は助けてくれません

接する度に蓄積される小さな嫉妬
いずれ大きな事件になるでしょう

僕が僕である手段は何処ですか
僕の存在が「憎しみ」に変わる

繋がりすぎた人と人
その輪の中に僕を認めてくれますか

入り込めない遠くの世界
手を出せない未知なる世界
僕が座るはずだった椅子に
知らない誰かの影が見える

ゆらりゆらゆら
僕の居場所
他人が埋めても違和感はない
誰ひとりとして気付かない

ふらりふらふら
行き場をなくして
誰も僕に目をくれない
たったひとりの儚い喪失

頭を叩く人の声で
夢の中でさえ安らげず

現状を改善できない薬に頼って
その場しのぎの安息を探す

入り込めない世界に興味をなくせず
遠くから眺めている日々
たったひとりいた友人に
矛先が知らず向いていく

同じ命を持っていながら
ほかの命に潰されそうだ
せめて無敵の盾が欲しいんだ
内からも外からも壊せない盾

命の多さに潰されてしまいそうな僕
病んだ精神を薬は助けてくれません

接する度に蓄積される小さな嫉妬
いずれ大きな事件になるでしょう

僕が僕である手段は何処ですか
僕の存在が「憎しみ」に変わる

ゆらりゆらゆら
僕の居場所
埋めているのは誰ですか
どいてください
どかないでください

僕はひたすら
ふらりふらふら
行き場をなくして
ふらりふらふら
喪失の日々
失った世界
僕の居場所はここにはないの
ならば教えてよ 神様

ゆらりゆらゆら
誰かの椅子
僕の名前はすでにない

ゆらりゆらゆら
僕はまだここにいる

僕はまだここにいる