いくら先を見据えていても
そこに理想などありはしないこと
君なればこそ肯定できる
真実など探るまでもなく知っているのだろう

限度を既に悟っていながら
敢えてその場で留まることはしない
君に限らず否定はできない
善きも悪きも知らぬ未来を追う

予期せぬ結末へと向かう心を
平穏な記録で綴りきれない
ときに最高 ときに最悪の結果を生む
異常な心理をなんとして問う

涙流して得た感動も
辿り着いたそのゴールも
過ぎ去りし日ならばもうと
過去を憂えることしかできない

一瞬の迷路 一瞬後には出口
間違いは通りすぎた場所にある
正せない心の闇を抱えて育つ
従順な心理をなんとして明かす

ありふれた推測を展開し
根拠のない憶測で納得する
同じに生まれついた人の心
同じだからこそ一歩先を歩けない

いくら先を見据えていても
そこに光など見えはしないと
知りながらも敢えて引き返すことはない
もう引き返せない 進むしかない

常識の通用しない現実
心理は化学式にはできない
絶えかけた光の下で渦巻く
絶望の真理を歓迎しよう

限度の数値を知りながらも
沸き立つ自らを抑えきれない
善きも悪きも知らぬ未来に追われる
絶対の終焉だけが身を寄せられるすべて