スパーダ
「普通に美味ェじゃねーか。初めてにしては上出来じゃねぇ?」
ルカくん
「うん。おいしいよ、このチーズケーキ。ね、みんな」
サレ様
「まぁ僕的には、レアチーズケーキにして下側1.5センチくらい、ブルーベリー層があればよかったんだけど」
ヴェイグ
「じゃ、俺はピーチ層を頼む」
じろうくん
「あ、じゃあ俺はポッキー的な層がEー★」
ふじりんご
「それじゃ、僕はアップル層をお願いしようかな」
ルルーシュ
「そういう希望は一通り食べてからにしろ。だいたい、レアチーズにブルーベリーならまだしも……ピーチ? アップル? ポッキー的な層ってなんだ? いや、俺にならできるかも……」
「なんかちょっとアレな気分だけど、おいしかったみたいでよかった(^-^) みんな大好きだけど、ルカくんとスパーダはひとしお大好きよー
」
スパーダ
「そうか? そう言われると、悪い気しねェよな。俺も別に、お前のこと嫌いじゃねーし」
ルカ
「僕も。ありがとう、ユーキ」
ふじりんご
「フフ…(^-^) 君たち羨ましいな、そんなこと言ってもらえて」
スパーダ
「ユーキはすぐに大好きって言うぜ?」
ルカくん
「スパーダ……(+_+) そういう話じゃないよ」
ふじりんご
「面白いところだね、この場所。ユーキちゃん、後でちょっと案内してくれない?」
じろうくん
「あ、じゃあ俺もいい? いいよね、ユーキちゃん!」
「別にいいけど」
じろうくん
「やった! じゃ、早く食べて行こう行こう★」
「ユーキは別にいいんだけどね…」
ふじりんご
「フフフ(^-^)ねぇ、今どういう空気なのか、わかるよね」
じろうくん
「Σ( ̄□ ̄;)! 助けて助けて助けて、みつあみーっ(>_<)」
ヴェイグ
「俺はみつあみじゃない。いや、みつあみであることは事実だが、そういう名前じゃない。ヴェイグだ」
じろうくん
「助けてヴェイグ、あの人笑顔が怖いC(>_<)」
サレ様
「そういえばユーキちゃん、リオンくんはどうしたの?」
「へ?」
ルルーシュ
「ポッキー的な層……市販のポッキーを粉砕して生地に混ぜるか? いや、そんなことをしなくても、もっと素材そのままの食感と味を……」
「坊ちゃんは……知らない。今頃、どっかのかわいいメイドさんにチョコでももらって、でれでれしてんじゃないの」
ルカくん
「リオンに限って、そんなことないと思うけどな」
サレ様
「まぁメイドさん趣味なのは仕方ないとして、でれでれはしてないと思う」
スパーダ
「あいつメイド趣味なのか? 堅物そうなのに、人は見かけによらねェなー♪」
ルカくん
「スパーダ、そういうことはあんまり…」
スパーダ
「で、鼻の下伸ばしてたリオンにムカついて、バレンタインなのに奴にはなにも渡さず俺たちに手作りチーズケーキを振る舞ったってわけか! いやー、なんか愉快だな、それ」
ルカくん
「す、スパーダ……(>д<)」
「鼻の下伸ばしてたっていうか、坊ちゃんが頑なにメイド趣味じゃないなんて否定するからイラついた。しかも変に怒ってるし。まぁ、ユーキも怒っちゃったけど…。でも顔に書いてあるし、ずっと前からバレバレなのに。なんか腹立つでしょ、そういうの」
ふじりんご
「本当に。僕だったら爆殺しちゃうかな、そういうの(^-^)」
ルカくん
「ば……ばくさつ?
」
じろうくん
「あんまり突っ込まないほうが身のためなんだCー…(-_-;)」
ヴェイグ
「背中に隠れるな」
ルルーシュ
「ポッキー的な層…」
ヴェイグ
「お前はまだ言ってるのか?」
「…坊ちゃん、反省してるかな」
サレ様
「さすがにしてるんじゃない? バレンタインなのにユーキちゃんからのプレゼントなしなんて、いくらあの子でも凹むよ、たぶん」
ルカくん
「そうだね。反省してるんじゃないかな。帰ってあげなよ、ユーキ。本当はリオンのプレゼント、用意してあるんでしょ」
ふじりんご
「フフフフ…そうかなあ。僕は、この機会に忘れるべきだと思うな。そんな乙女心をわかろうとしない最低な男」
じろうくん
「うー、こわEー(>Σ<)」
ヴェイグ
「お前、さっきからなにが言いたい?」
ふじりんご
「フフフフフ(^-^) さぁね(^-^)」
スパーダ
「戻るなら早く戻ったほうがいいんじゃねーか? リオンって結構心配性だし」
サレ様
「頑固だけど優しいもんねぇ。女の子をずっと放置はしないと思うよ」
ルカくん
「今頃探してるかも…」
ヴェイグ
「そうかもしれないな」
じろうくん
「うおお、やっさC~んだな! そのリオンってやつ! 行ってきなって、ユーキちゃん」
「そうかな……。探してるかな」
次の記事に続く
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